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塩野義、売上収益・営業利益は2期連続で過去最高、ゾコーバのグローバル試験は主要評価項目未達  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-17 7:00) 
 塩野義製薬は2024年5月13日、2024年3月期(2023年4月〜2024年3月)の決算を発表し、記者会見を開催した。2024年3月期の連結業績(IFRS)は、売上収益が前年同期比2.0%増の4350億8100万円、営業利益が同2.9%増の1533億1000万円で、親会社の所有者に帰属する当期利益は同12.4%減の1620億3000万円だった。また、2025年3月期の連結業績予想は、売上収益が前年同期比4.6%増の4550億円、営業利益は同4.4%増の1600億円、親会社の所有者に帰属する当期利益の予想は同0.6%増の1630億円とした。
羊土社のライフサイエンス最新トレンド、ISHの原理  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-17 7:00) 
 in situ hybridization法(ISH)は、組織切片中のRNAまたはDNAをハイブリダイゼーション法により検出し、その局在を解析する方法です。RNAは非常に分解しやすい分子のため、一般的にRNAをターゲットとしたISHは難易度の高い方法と言われています。検出を成功させるためのポイントの1つは、ブロックを作製するまでの工程でRNAが分解されないようにすることです。第1章〜第4章までに説明した手法で作製した切片では、灌流により迅速な固定が行われており、RNaseも働かない状態になっていますので、RNAが十分に保持されており、検出は比較的容易になります。
欧州の中心、ベルギーの起業家育成スクールから現地報告(12)、不確実性の時代に起業やプロジェクトを成功  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-17 7:00) 
 2023年12月23日、静岡県・西伊豆――。4カ月ぶりに左車線を走行しながら伊豆の峠を越え、土肥の温泉街に入る。250kg、時価27億円にも上る世界最大の金塊が展示された土肥金山は、かつて江戸から昭和にかけて、日本有数の金の生産地であったが、やがて資源が枯渇して閉山となった。この金山を横目に再び伊豆の峠を登り、西伊豆町へと向かう。この地域は少子高齢化による深刻な後継者不足に直面しているものの、近年では新しい事業分野への挑戦や取り組みが行われるようになってきた。右手の急斜面の下には駿河湾の白波が立ち、背後に雪をかぶった富士山がそびえ立つ姿が目に入った。ふと、ブリュッセルであるバイオ企業のCEOを訪れた際の1コマを思い出す。
特集◎2023年度、世界の医薬品売上高ランキング、「キイトルーダ」がトップに浮上、抗アレルギー薬「デュピ  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-16 7:00) 
 2023年度の世界の医療用医薬品の売上高ランキングは、大きな変化が見られた。ここ10年以上不動のトップだった関節リウマチ治療薬の「ヒュミラ」(アダリムマブ)がついに首位から陥落して第3位に後退。代わって、抗がん薬の「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)がトップに躍り出た。さらに前年度に第3位だった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬「パキロビッド」(ニルマトレルビル・リトナビル)が、136位まで順位を落としたことも、ランキングに影響を与えている。増収率20%以上を示したブロックバスターは39品目あり、中国企業の製品も上位に含まれた。一方、20%以上の減収率となったブロックバスターは14品目を数えた。
杏林製薬、導入案件6件以上を目標に開発パイプラインの拡充へ  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-16 7:00) 
 杏林製薬は2024年5月13日に2024年3月期通期(2023年4月〜2024年3月)の決算説明会を開催した。同社の2024年3月期通期の連結業績(日本基準)は、売上高が1195億3200万円(前年同期比5.5%増)、営業利益が60億1300万円(同17.4%増)となり、増収増益となった。
シスメックス、中国市場など好調で売上高・営業利益ともに過去最高  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-16 7:00) 
 シスメックスは2024年5月10日、2024年3月期(2023年4月〜2024年3月)の決算説明会を開催した。同社の2024年3月期の売上高は4615億1000万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は783億8200万円(同6.4%増)と、売上高・営業利益ともに過去最高となった。親会社の所有者に帰属する当期利益は496億3900万円(同8.4%増)だった。浅野薫代表取締役社長は、「ビジネスは好調に推移した」と満足そうに語った。
参天製薬、24年度中に眼瞼下垂に対するオキシメタゾリン製剤の承認申請を予定  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-16 7:00) 
 参天製薬は2024年5月9日、2024年3月期通期(2023年4月〜2024年3月)の決算説明会を開催した。2024年3月期通期の連結業績(IFRS)は、売上収益が前年同期比8.2%増の3019億6500万円、コア営業利益は627億7800万円(前年同期比41.9%増)で、過去最高を達成した。IFRS(フル)ベースの営業利益は、2023年3月期の30億9000万円の赤字から385億4100万円に黒字転換した。親会社の所有者に帰属する当期利益は266億4200万円となり、これも前年同期から黒字転換した。研究開発費は、前年同期比10.7%減の254億1600万円(コアベースでは252億5700万円)だった。
米NYU Langone Health、心不全で腎不全の患者にLVAD適用後、組換えブタの腎臓と胸腺を移植  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-16 7:00) 
 米New York大学Langone Health System(NYU Langone Health)は2024年4月24日、心不全と腎不全を患う54歳の女性患者に対して、まず左室補助人工心臓(LVAD)植え込み術を行い、その後に遺伝子改変ブタ由来の腎臓および胸腺を移植する手術を行ったことを明らかにした。
IDDKと金沢大など、宇宙空間滞在による骨密度低下などに対する治療法を検証  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-16 7:00) 
 持ち運びに優れた新型の顕微観察装置を開発、事業化しているIDDK(東京・江東、上野宗一郎代表取締役)、金沢大学などの研究チームが、宇宙空間で人体に起こる変化に対処するための治療法を研究する。2027年頃をめどに、検体を宇宙に打ち上げて実験を行う計画だ。研究チームを率いる、金沢大学環日本海域環境研究センターの鈴木信雄教授らが2024年5月14日、本誌の取材に応じ、研究の方針などを語った。
住友ファーマ決算、24年度は研究開発費を前年度比45%減と大幅削減  from 日経バイオテクONLINE  (2024-5-16 7:00) 
 住友ファーマは2024年5月14日、2024年3月期(2023年4月〜2024年3月)の決算説明会を開催した。同社は2023年3月期と2024年3月期の2期連続で、親会社の所有者に帰属する当期損益が多額の損失となるなど、厳しい業績が続いている。研究開発分野では、2024年度の研究開発費を2023年度実績から45%削減し、臨床開発パイプラインを絞り込む。ただし引き続き、他家iPS細胞由来製品の開発に注力する方針だ。また同社は同日、代表取締役の木村徹専務執行役員が、6月に代表取締役社長に就任するなどの人事が内定したと発表した。



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